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江差町におけるMaaS実装化に向けた取組を開始 収益循環モデルの事業性調査・分析事業への参画について

サツドラホールディングス株式会社(本社:札幌市東区、代表取締役社長兼CEO:富山浩樹、以下「当社」)は、2020年11月に締結した「北海道地域でのMaaS事業展開に関わる業務提携」に基づき、北海道江差町エリアでの地域住民向けMaaSの実証実験を行うこととなりました。

本実証実験は、北海道経済産業局が公募した「令和3年度 北海道におけるMaaS実装化に資する収益循環モデルの事業性調査・分析事業」に採択され実施されるものです。北海道、特に地方都市は、公共交通の維持・確保が困難となっております。それに伴い、交通利便性が損なわれることで、移動困難者が増え、自家用車の利用を余儀なくされています。利用者の利便性を確保しつつ、限られた交通資源でも効率的かつ、継続的に運用できる移動サービスを設計、新たな移動手段の確立を目指し、2020年3月に当社と包括連携協定を締結いたしました江差町の一部を対象エリアとし実証実験を行うものです。

また、移動サービスを単なる交通手段と考えるだけではなく「新たな価値の創出」の機会ととらえて、その過程で得た収益を地元へ循環させるモデルを検討することで、本サービスの維持、発展および利便性のさらなる向上を目指します。

この実証実験では交通空白地帯の居住エリアとライフラインとしている経済エリア間をつなぐオンデマンド交通サービスを提供するとともに、弊社グループが提供する江差町独自の共通ポイントカード「江差EZOCA※」のプラットフォームから取得したデータや町内EZOCA提携店舗を活用し、この収益循環モデルを持続可能なサービスとして確立することを目指します。

※江差EZOCAとは
EZOCA初の地域オリジナルEZOCAとして2021年5月17日から江差町でサービス開始。江差町内の商店などを中心に約40店舗がEZOCA提携店となり利用、発行が可能に。全道のEZOCA提携店でも利用可能なだけでなく、江差町EZOCAを使って全道のサツドラでお買い物をすることで、その金額の一部(0.2%)が江差町へ還元される、地域応援型EZOCAです。2021年11月末現在で会員数5,000人を突破。

【実証実験、調査期間】
令和4年2月1日~令和4年2月28日の間の一部期間にて実施予定

※本実証実験は2020 年 11 月 4 日に当社、(株)駅探、(株)未来シェア、公立大学法人公立はこだて未来大学、公立大学法人札幌市立大学の5者間で締結した「北海道地域での MaaS 事業展開に係る業務提携」による活動が発展したものになります。

◆今回行われる収益循環モデルの検証

本事業においては移動に連動して派生する一連のアクティビティデータを江差EZOCA、MaaSアプリのデータや住民アンケートから取得することで、上記の通り新たな事業収益の獲得の領域や規模感を把握し、そこから江差町および交通事業者に対して還元が行えるか、それらの可能性の調査や検証を行います(本実証実験期間中の運賃等の発生はございません)。

◆参考

・「北海道地域でのMaaS事業展開に係る業務提携を締結

・「サツドラホールディングスと江差町の包括連携による協働事業の展開に関する協定を締結

・「『江差EZOCA』今月17日から町内40店舗で運用開始  江差町、追分カード・えさし会サツドラHD、RM記者会見

 

サツドラホールディングス株式会社は、地域のあらゆるヒト・モノ・コトをつなぎ、新たな未来を創造していくことで、当社のビジョンに掲げている「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ(※)」を体現していきます。

※地域に関わるあらゆるヒト・モノ・コトをつなぎ、地域課題を解決する

 

 

<本件に関するお問い合わせ先>
■サツドラホールディングス株式会社■
北海道札幌市東区北8条東4丁目1番20号
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担当:HRグループ 組織活性・広報 小寺・柿岡