グループで活躍する社員のストーリー

SATUDORA Persons

貰ったバトンを後進へ。
仲間と創る自分の居場所

「正直、そこまで意識高く就職先を選んだわけでもなかったんです」。笑いながら語るのは、教育部の小倉。ビューティトレーナーとして化粧品担当者への教育業務を担当する彼女は、同時にふたりの子どもを育てる母親でもあります。若手従業員から尊敬を集め、社内表彰にも選ばれる今の姿になるまでには、2度の出産そして尊敬する先輩の影響がありました。

「もともとは、空港のグランドスタッフ志望でした」

新卒でサツドラに入社したそうですが、以前から興味があったんですか?

いえ、まったく(笑)学生時代は空港のグランドスタッフを目指していたのですが、実際に試験を受けてみると、住む場所や仕事に求められることが自分と合わなそうだと感じて。以前から接客業には興味がありましたし、一利用者としてのドラッグストアは「買い物していて楽しい場所だな」と感じていたので入社を決めました。

周囲との関わりの中で、「働くとは何か」に気づく

実際に働きはじめて、どうでしたか?

最初の頃は、とにかく覚えることが多くて・・・。そうこうしているうちに、入社して2~3ヶ月くらいで開催された新入社員対象の販売コンクールで上位をいただけたんです。でもそれは、一緒のお店で働く先輩やパートさんに本当に協力してもらったお陰だったんですよね。働く仲間に恵まれる中で、「この人たちには、期待以上のことを返したい」と思うようになってきたんです。

仕事に対する考え方が変わってきた?

「同期に負けたくない!」というライバル心だけで頑張ることから、「周りの人に認めてもらいたい」という気持ちに変わってきたというか。そんな働き方を続けるうちにお客さまも増えて、だから頑張れて、そうするとまたお客さまに感謝して頂けて・・・という良い循環が生まれるようになりました。私にとって仕事のモチベーションは「周囲から必要とされること」なんだなって、仲間やお客さまから教えてもらった気がします。

2度の産休・育休を経験して

そんな中、結婚そして2度の出産を経験されますね

子どもを産んでからも仕事を辞めることは考えませんでした。同じように子育てをしながら会社に制度整備を掛け合い続けてくれた先輩がいて、組織としてのサポート体制も出来つつあったんです。ただ、今思えばこれまで築いたキャリアが0になってしまう恐怖も正直あったような気がします。

復帰してからの苦労も少なくなかったのでは?

最初の出産は約10年前。当時職場のある函館では子育てをしながらフルタイムで復帰する人は殆どいませんでした。産休中にも登録販売者(※1)の資格を取得したりと復帰の準備はしていたのですが、いざ戻ってみると新しく覚えることも多くて・・・。ただ、働きながら徐々に意識が変化していく自分にも気づいていました。これまで先輩や周囲の背中を追いかける立場から、働く母親として追いかけてもらえる自分になりたいと思うようになりました。

あらためて「周囲から必要とされること」につながりますね

2度目の復帰の際には、上司も子育て経験があって色々と助けてもらったり、社内制度も整ってきていました。これまでのキャリアも、2度の復帰も、本当に周囲の仲間無しでは果たせなかったと思うんです。色々な人に支えられながら蓄積できた知識や経験を周囲に還元したいなという気持ちは、出産や育児を経験してから余計に強くなったかもしれません。

今、悩んでいる女性に向けて

「サツドラらしさ」を体現した従業員を表彰する「SATUDORA AWARD」で優秀賞を受賞した

「サツドラらしさ」を体現した従業員を表彰する「SATUDORA AWARD」で優秀賞を受賞した

小倉さんの中で、女性活躍とは?

母でも妻でもないところで、自分の存在を発揮することだと思います。子育てに比べたら、働くことって楽だなって(笑)。自分の意思で動けて、感謝してもらえる。家庭とは違う息抜きといっては変ですが、貴重な時間だと感じています。

今後、ライフイベントとの両立に悩む人に向けてひと言お願いします

女性から相談を受けることもありますが、「やれるだけやってみて、しんどかったらその時また考えればいいよ」と声をかけるようにしています。過去、先輩が会社に掛け合い続けてくれたおかげで徐々に制度が整備されてきたように、出産や子育てを経験する人が増えれば増えるほど、その声が職場にフィードバックされて、経験や風土として蓄積されていくんです。今サツドラは女性にとって働きやすい環境になってきていますが、これからまだまだ良い方向に変わっていけると思っています。

SATUDORA Persons

サッポロドラッグストアー

教育部

小倉

2002年新卒でサツドラに入社。札幌での店舗勤務を経て結婚した後、家族の転勤で函館に移住。現在はビューティトレーナーとして、化粧品担当の商品知識や接客レベルの向上をミッションに日々店舗従業員の指導にあたる。好きな食べ物は、ホルモンとマクドナルドの期間限定チョコパイ。

※ 所属、役職等はインタビュー当時のものです