サツドラホールディングスの広報担当ブログです

サツドラとAIの親和性

2017年6月、AIソリューション開発事業・AI導入コンサルティング事業を行うAI TOKYO LAB (エーアイ・トウキョウ・ラボ) 株式会社が、サツドラホールディングのグループ企業に仲間入りしました。今日は、ドラッグストアを主軸としている企業とAIとの親和性を聞き出すため、AI TOKYO LABの代表取締役社長 北出を直撃しました。

 

そもそもAIとの出会いは?

二十歳の時、バックパッカーでアメリカを横断していたのですが、ユースホステルにはインターネット環境があって、自分は絵はがきを書いているのに対して、周りはメールやチャットでリアルタイムにコミュニケーションを楽しんでいました。僕の絵はがきは一方通行なのに(笑)。また、ホームステイ先では、子どもがECサイトでショッピングするなど、その当時は、日常的にインターネットを利用するという概念がなかったため、大きな衝撃を受けました。
アメリカから戻ってきて、在学中にさっそくHPの勉強をして、音楽サイトを立ち上げて運営したら、広告収入が入ってくるようになり、もっとインターネットを極めたいと思い、ITの本場であるアメリカに渡りました。アメリカではWEBマーケティングや事業コンサルを経験しました。9.11のテロがきっかけでビザの延長が難しくなり、帰国後は、GABAマンツーマン英会話というベンチャーのWEBマーケティングの立ち上げや、その後はライブドアでのメディア事業のプロデューサーなど経て、独立しました。
ある時、北海道大学の川村教授とお会いしてAI研究の現状をお聞きしたのですが、AIは知れば知るほど深く、急速に社会実装していくことなど将来性を感じました。「AIは当たり前になる。ドラスティックな変化を生み出す側でありたい。」という想いで2016年にAI TOKYO LAB 株式会社を設立しました。

 

なぜ設立1年でサツドラのグループ企業に?

そもそもAIというのは、データがないと何もできない。会社を継続的に成長させるためには、独自のデータが集まる環境が必要だと問題意識を持っていました。ある仕事をきっかけに、サツドラホールディングス社長の富山さんに出会ったのですが、一緒に仕事をしている中で、出資の話をもらい、単独で経営するよりも大きな成長が見込めると確信しました。サツドラグループは、必要と考えるポイントを全て押さえていたため、スピーディーにグループ入りする段取りが進みました。

~必要と考えていたポイント~

1.店舗や会員属性などリアルのデータを持っている
WEBサイトやECサイトといった比較的入手し易いデータとAIの掛け合わせでは差別性に欠けるため、オリジナルのデータを持っている会社と組みたかった。

2.地域に深堀りしたネットワークを持っている
地域に太く深堀りしているネットワークを持つ企業は、採用面のほか、各自治体と連携した取り組みをするにしても強い。また、北海道大学の川村教授からAIの優秀な人材が北海道にいることは聞いていて、自分の出身地でもある北海道でのビジネス展開に魅力を感じていた。

3.大胆な意思決定ができる経営者
AIを導入しようとすると、今までの業務フローが抜本的に変わるので、ボトムアップでは影響範囲が大きく、調整ができなくなる。ITに精通していて、トップダウンで実行できるリーダーシップのある経営者が望ましいと考えていた。

4.クラウドPOSや、EZOCAなど先行事業がある
POSレジをクラウド化する事業を先駆けて行なっていたり、地域共通ポイントカード「EZOCA」の事業を自前で行うことや国内でも先駆けてWeChatPayの代理店になるなど、先行して実績を作っていることなどに頼もしさを感じた。また、それぞれユニークなデータがあり、シナジーが生まれると感じた。

この4点が揃っているのは非常に強力で、サツドラグループは、やりきる力やスピード感があり、最高のパートナーであると確信したんです。

 

AIとITの違いは?AIで何ができるのか?

ITは仕様に従って決まった処理を行ないますが、犬と猫の違いや人間の性別や年代などは、ITのアプローチでは定義できない。あいまいな特徴、概念を覚えて判断するのがAIであり、人間の知識作業の代替とも言えます。お店の店長が勘と経験によって判断、実施していたバックオフィスの作業も、AIによって再構築、最適化できるようになります。「なんとなく」というものを理解して判断させることができ、例えば、売上げや客数といった未来予想も精度が高くなります。他にも、販促で発信するメールも、メール後の買上げデータを取り込んでいくことで、いつ誰にどのタイミングでクーポンを発信するのが最適であるか判断することが可能になります。AIはPDCAサイクルを高速に回すことができるので、業務の精度が向上し、より効率化することに貢献します。サツドラは同業或いは小売業全体で見ても非常にユニークなデータをもっていて、AIとの親和性は高いと思っています。

 

現状の課題は?

2017年10月に発足したSII(Satudora Innovation Initiative)では、トヨタ自動車と連携し「地域活性化アプリの実証実験」を行うなど、様々な取組みを行っています。サツドラグループと組んだからこそできる取組みも増え、今後はサツドラ店舗のバックオフィスの省人化に取組み、店舗従業員の様々な業務を効率化していきたいと考えています。そのためには、AIエンジニアが必要であり、エンジニア以外にも様々な職種を対象に積極的に採用していきたいと考えています。現在は、東京と札幌に拠点がありますが、我こそは!という方はこちらまで!

 

最後にメッセージを

AIによって、人が不要になるわけではない。人とAIが共存するモデルを作っていきたいですね。サツドラホールディングスというドラッグストア経営だけにとどまらないユニークなポジションを活かし、人材不足など課題先進地域である北海道でソリューションを確立して、世界に通用するAIソリューションを提供していきたいと思います!